世界が中国の旧正月を祝う場所

約14億人の中国人にとって、新年は1月22日から始まります。グレゴリオ暦とは異なり、中国では伝統的な新年の日付を太陰暦に基づいて計算します。アジアの多くの国でも独自の春節行事が行われていますが、中華人民共和国だけでなく、世界中の多くの国では春節は祝日となっています。

東南アジアは、多くの国で春節(旧正月)の始まりに国民に休暇を与える地域です。シンガポール、インドネシア、マレーシアなどがこれにあたります。近年、フィリピンでも春節が特別な祝日として導入されましたが、1月14日時点の現地メディアの報道によると、今年は別途の休日は設けられない予定です。韓国とベトナムでも旧正月の始まりに祝賀行事が行われますが、これらは春節の慣習とは一部異なり、国民文化に根ざしている傾向があります。

春節を明示的に祝う国や地域の大部分はアジアにありますが、例外が2つあります。南米のスリナムでは、グレゴリオ暦と太陰暦の両方で年の変わり目となるこの日が祝日となります。公式国勢調査によると、約61万8000人の住民のうち、約7%が中国系です。インド洋に浮かぶ島国モーリシャスでも春節が祝われますが、約130万人の住民のうち、中国系は約3%に過ぎません。19世紀から20世紀前半にかけて、この島は当時広東省と呼ばれていた中国人にとって人気の移住先でした。

春節のお祝いは2週間にわたって行われ、通常、世界最大級の人口移動の波の一つとなる、旅行量の増加を引き起こします。このお祭りは春の始まりを正式に告げるものでもあり、そのため旧正月は春節(チュンジエ)とも呼ばれます。公式の太陰暦によると、2023年は卯年で、最後に卯年が訪れたのは2011年です。

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投稿日時: 2023年1月6日